絵クササイズ  7月31日

 

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前日の展示で久しぶりに走ってみて、体力も筋力も落ちきっていることを痛感。

美術と筋トレを組み合わせた公開制作をすることにしました。

 

腹筋

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背筋

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腕立て

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「絵クササイズ」というタイトルも会心の出来で、気分よくスタートした「ながら筋トレ」でしたが、ものの数十秒でノックダウンされました。

描きながら筋力を鍛える、という語順では、あくまで絵がメインで筋トレは副産物といった印象ですが、自分が欲している能力の優先順位だと、迷うことなく

画力<<<<筋力

と、筋力の圧勝になります。

別に画力だって鈍いんですが、絵に関していえばまだ「ヘタウマ」というカテゴリーの逃げ道があるし、そもそも「制作道場」企画は発想力こそが胆で、描写力は無関係といった感があります。

でも、今この筋力の無さは致命的なんです。何がどう命取りかというと、すみません私情を挟みますね。わたし、一ヶ月後の山岳マラソンにうっかりエントリーしてしまったんです。もうリタイアするわけにはいかないんです! サロマのリタイアは昨日、展示のネタにできたから減価償却できたようなものの、次の大会は失敗しても成仏させられるあてもないし…。リタイアした時の感覚って、内臓が、縛られているような絞られているような痺れているようなシベリアに抑留されちゃうような渋い疼痛なんです。「し」と「ば行」の掛け合わせで成り立つ虚脱感なんです。シベリアは無理があるか。

 

「絵クササイズ」の愉快な語感で濁したものの、故障もあって走り込めない現実にせっぱつまっていました。

 

というわけで意気込みは十分だったのですが、筋トレって普通にやっても相当つらいんですよね。ただでさえ息があがるところに絵筆をくわえたりするので、酸欠状態になりました。観てくれる人がいればまだ張り切りもしようもんですが、とても自主的に絵クササイズする気にはなれなくて、フテ寝。ついにはせっかく来てくれたお客さんに対しても、「はあ?明日来いよ」って内心毒づいたりして…。

 

寝クササイズ

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お客さんです

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責め苦

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結局、昨日の走力不足に引き続き、深刻な筋力不足に打ちのめされて落ち込みが深まりました。

絵クササイズのアイディアは、動き自体はおもしろかったと思います。ただ、一日中動き続けられないという課題と、画面のコントロールが不可能という問題が残りました。

 

作品番号1  題 『庭師の手抜き』

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作品番号2  題 『止めないで八ヶ岳』

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作品番号3  題 『新生児』

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山下さんには、高尚ぶりたがりの抽象画じゃなくて、美大予備校っぽい本気デッサンが出来たらいいかもね!と言われていたのですが……

…………じ、じゃあ、山下さんもやってみればあ?(震え声)

 

明日は年に一度の監査があるそうです。美術館にお役所のえらい方たちがやってくるので、実験作ではなく安定安心の展示が望ましい、というおとなの事情で、後頭部を刈りました。

次は代表作をします。飽きたって言わないで…

 

やりたがる子ども

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あそびだと思ってんでしょ