小国中ワークショップ2  8月6日

 

今日は2回目のワークショップでした。10名が集まりました。


結論から言うと、消化不良のもやもやが残りました。
画材の改善は吉と出たように思うし、進行は滞りなくなめらかにできたはずだし、全員並んでのワークショップも盛り上がらなかったわけではないのですが……。

前回は描画材の鉛筆の、柔らかいTシャツ/薄い紙/尖らせた芯 の3つの相性が最悪で、紙にぶつぶつ穴があいて書きにくいわ、色は薄くて見づらいわで苦戦したので、今回はクレヨンを試しました。細くて尖っているほうが圧が高くて感じやすそうですが、「感じる」より先に、のびのび「描ける」ことをまず優先させました。

背中リレーを始める前に、お待ちかねの後頭部ご開陳!だったはずが、描きたいって子がいなくて……。

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ゆずり合いの時間は何倍にも引き延ばされて感じられました。むしろ前回の希望者が特殊だったのか? 強制指名しました。
不本意だったでしょうが、描いてくれた顔は、舌まで出してかわいらしかったです。

 f:id:sakamotozenzo_new:20130806222313j:plain  ベロがペロっ


実演後はいよいよ本題の背中リレー。
男女ともに5人ずつだったのでちょうど良くペアにしましたが、紙を背中にクリップで留めるだけでまあ時間がかかりました。嫌がりすぎ!そんなに意識しないで~。

f:id:sakamotozenzo_new:20130806222522j:plain 距離感。

 

「赤」のテーマで描かれた絵は、りんご、ポスト、トマト、いちご、もみじ。

描き手を入れ替え、「緑」テーマでは、葉っぱ、ピーマン、クローバー、かぼちゃ、菜っぱが描かれました。
今回はかぶることなく発想がちらばりました。偶然にも、ではなく、お互いに周囲をチラ見して何を描こうか空気を読んでいたのが印象的でした。

感触をなぞるのは2人で充分難しそうでしたが、一挙5名に人数を増やします。男女別のチームに分けて、テーマは「茶色」。

f:id:sakamotozenzo_new:20130806222730j:plain男子チーム、ドングリ/女子チーム、クリ

どちらのチームも、人を渡るたびに線が如実に減っていきます。考えると手が止まってしまいますね。

最後は全員で「数字」リレー。

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「3」から始まった数字は、序盤で「8」を挟みながらも、「2」に変身してからは正確に2のまま進み、しかし最終ランナーでなんと奇跡的に「3」に戻って拍手喝采。
途中式が間違っている正解は、順当に合った正解よりもミラクルで大興奮です。

それはとてもわかるけど、本当は、正解してうれしい!たのしい!が言いたかったんじゃなくて……伝えたいことがなかなか伝わらない、まどろっこしさ、面倒くささ、かったるさ、腹立たしさ、侘びしさ、申し訳なさ、そんな感情のひずみ全てが、それこそが、おもしろいんじゃーん!!!

って、でも、わたしは言えなかったんです…。

「みんな違ってみんないい」的な、とっくにみんなわかっていることを改めて声高に叫ぶことに照れもあったし、前回のワークショップと同じ内容を繰り返すことへの抵抗もありました。

ただ、そうやって「ださいわたし」を回避して無難に終わった結果、何も残らなかったんです。やりきった爽快感も充足感もなくて、強烈な眠気に襲われました。日記も書きたくなくて、現実逃避の症状でした。

f:id:sakamotozenzo_new:20130806223329j:plainいつの間にか激写されていたうつらうつら 


さんざん、うまく描くことが目的じゃない!間違っててもいいの! って唾を飛ばしていたくせに、段取りをうまく消化することに気をとられて、当の自分の「伝えたい!」必死な熱はどこかにいってしまっていたのだな、と今になって思います。

本当に伝えたいことは伝わらない、という無情を体現できていたのなら、これはこれで正解なのか? 本当に「間違いなんてない」のか?

「そのままでいい、間違いなんてない」は他者に言うから美しいのであって、自分自身に向けるには禁句だと痛感。言いた〜い。


今日は実は、人のふりみて我がふり直せのワークショップでした~!と、今からひとりひとりの生徒さんの家に押しかけて説いてまわりたいくらいです。
反面教師として役に立てていたならと思います。