2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

石膏デッサンの石膏デッサン  8月30日

昨日から、今まで3回しか会ったことのない画家の友人が東京から来てくださっています。 わたしは友人が非常に少なく、この「画家の友人」という表現に関しても、「友人…って書いていいのかな?……知人?」と、今目の前にいる本人に聞いてから書きました。い…

九州一円  8月28日

今日は昨日の『円』の裏面です。 『九州一円』。 自分にとっての九州の中心地は善三美術館、という気持ちでつくった『九州一円』です。 霧に煙る阿蘇五山の涅槃像。 「1,00」と小数点を入れて「1円」を表現しましたが、わかりづらかったので後でゼロは消し…

円  8月28日

硬貨のように表面がでこぼこした物の上に紙を置き、鉛筆でこすって表面の模様を写し取る技法をフロッタージュといいます。 10円玉のフロッタージュ。 お札の透かしも、鉛筆でこすると人の顔が浮かび上がってきます。表面が微妙にでこぼこしているせいです。…

確認印  8月27日

わたしの前に善三美術館で展覧会をされていた方が置いていかれた、胡蝶蘭と、蘭が入っていたボックスです。 、 胡蝶蘭本体には顔を描きましたが、箱のほうは、いかにも何かに使えそうな感じがかえって難しく、作品のアイディアが湧かないまま今日まできてし…

休館日  8月26日

昨日美術館が終わってから、小国町のお祭り「お粋な祭」に出ました。 一週間前、出演要請がきて、美術館の宣伝になればと軽い気持ちで快諾してから、行きたくないよーと言い続けて山下さんを困らせた。 チラシの紹介文がひどい。「坂本善三美術館でやってま…

阿蘇カル(デラスーパーマラソンのウ)タ 〜百人一種〜  8月25日

以前イカになった日に偶然美術館にいらした、ランナーの澤田さんとおっしゃる方から後日お電話をいただきまして、耳に飛び込んできたのは「企画を考えたんですけど……」のお言葉。うっすら寝ぼけていたのですが、一瞬で起きました。恐れ入って、電話を耳に押…

人を食ったような  8月24日

わたしが以前日記に書いて全方位から大顰蹙を買った「食の細い年配者」発言ですが、2週間たった今も善三美術館で働く方々の怒りはおさまっておらず、ことあるごとに「どうせ食が細い年配者ですから〜」と嫌みを言われています。更年期なのかな? スタッフの…

千足観音 8月23日

---本日は学芸員赤ペンが先--------- 全身を黒く包んだ若木が、インクをつけた足を畳におろす。ついた足跡のかかとから黒い1本の紐を伸ばしていく。無言のまま、1日中延々とその行為を繰り返す。畳の上には無数の足跡が残され、それぞれから伸びたおびただし…

小国中ワークショップ6/父の背中  8月22日

昨日うんともすんとも言わなかったルンバが、今朝試しに稼働させてみると元気に走り出しました。どうせおおかみ少年だと思って、すぐ止まるんでしょと醒めた目で見ていると、障害物に当たってもちゃんと方向転換してしぶとく走っています。なぜ今になって動…

くルンバ

ルンバ。 友人の麻生さんが送ってくれたたくさんのアイディアの内の一つです。 『くるみルンバ。はやりの自動掃除機みたいに、道場内をひたすら雑巾がけする。雑巾にカーボン紙を内蔵しといたら手形が残るかな。ルンバの音楽をかけるとわかりやすいかも。』 …

小国中ワークショップ5/父の背中  8月20日

今日は盛りだくさんすぎて何を書いていいかわからない。 お葉書や手紙や荷物が一挙に届いたり、いらっしゃるお客さんもとても濃く、もう少し分散してくれてもいいのにと思ってしまった。お越しくださった方、気にかけてくださっている方、ただもう感謝でいっ…

休館日4  8月19日

まだ生きている父のことを話しますね。 一週間前、美術館に段ボールが届きました。差出人は父。中身は「学芸員さんとの掛け合い漫才読んでる。まりもの参戦(『母の絶筆』参照)も読んだ。陣中見舞いを送る。」という手紙と北海道のメロンでした。父のくせに…

小国中ワークショップ4/父の背中  8月18日

ワークショップ4回目。 数字リレー ひらかなリレー 絵リレー 前回同様、数字、文字、と難易度をあげていき、全員リレーでは絵を伝えました。テーマは生徒さんに決めてもらって「いきもの」に。 出題者が、何のいきものにしようか迷って迷ってやっと長い耳を…

虎の威を借るジャージーバター  8月17日

小国名産のジャージー牛乳で、バターづくりをしました。 ペットボトルに牛乳と塩を入れて振ると、乳脂肪が分離してバターができます。 ちびくろサンボでバターになっちゃう虎が原案です。虎になったわたしがペットボトルを持ってぐるぐる走ります。 子分の虎…

汗彩画  8月16日

今朝、 やっばい!!! パスポート忘れた!! と飛び起きてから少し考えて、あれ?どっか行くんだったっけ? 海外旅行の予定などなかったことに気がつきました。 昨日人魚の帰り方について考えまくっていたせいで、夢の中でもわたしは人魚のままでした。関空…

8月15日  人魚

朝、滝の裏に人魚を見つけました。 善三美術館から2km走ると鍋ヶ滝 物語っぽく3人称で話を進めようと思いましたが、やめます。 自分です 朝早くから人が大勢いて、ただただ恥ずかしかったです。撮影をしてくれた山下さんも恥ずかしかったと思います。何や…

お盆の盆踊り

お盆はお盆で盆踊り 山下さんがご家庭で使ってらっしゃるお盆を彫らせていただきました。 右下の版は「お盆休み」 踊っている人を大量に摺りました。 ビーチパラソル(498円)から竹ひごをのばしてつくった立派なモビールです。 お客さんにもご協力いただ…

ブリッジ拓  8月13日

ほとけ からの ほとの毛 自分を版にして、人拓をとりました。 墨を前半身にのばしてクラフト紙にダイブ。起き上がると体にたたみの目がくっきり残っていました。自分の型を摺った紙にブリッジさせ、その隣に版であるわたしも仲よく並びます。 2体の橋が川に…

休館日2  8月12日

おひる、山下さんと、おそばやさん優心に行きました。 わたしは地鶏のあたたかいおそば定食で、山下さんは天ざる定食で、山下さんのを物欲しげにみながら食べていたらさいごに立派なえび天とまいたけ天をもらえてぜいたくでした。食の細った年配の方とごはん…

他力本願寺  8月11日

あご肉のもたつきがふてぶてしさを倍増させる阿弥他仏。 タイトル先行で盛り上がった今日の『他力本願寺』は、明治時代の家屋を移築した善三美術館の和空間が、寺のイメージにぴったりということですんなりまとまるはずでしたが、わたしがおなじみの背面をつ…

水墨画(イカによる)  8月10日

イカになりました。 イカのとんがりを演出するための三角帽が、白無垢の被り物にみえる角度があります。今写真を見るまで自分ではわからなかったので、「花嫁さんかと思ったわあ」とご婦人方に微笑まれるたび恥ずかしくて憤死しそうになりました。イカです。…

水墨画(タコによる)  8月9日

今日の放課後 ほんのあそびのつもりがレフ板まで使用してベストショット。アー写にします。 小国でいちばんの洋服店、なかにしで買ったタイツです。 一昨日まで、わたしは企画書を実行日の前日に提出することにこだわっていました。可能な限りギリギリまで待…

小国中ワークショップ3  8月8日

一昨日のワークショップの超反省日記を読んだ山下さんが 「くるみちゃーん、コメント書いたよー。わたしもすごく反省したのー」と言ってからすかさず「いい人っぽいでしょ?」とにこにこ重ねてきて、しっぽを踏まれた気がしました。ぎゃふん。ばれました? …

母の絶筆  8月7日

昨日この絶筆企画を初めて読んだ時、山下さんはかつてないほど曇った顔をされました。 いつもの愛らしい爽やかなワンピースではなく、カーディガンとカットソーとスカートの組み合わせだった山下さんですが、それらはすべて濃淡の微妙に異なるラクダ色で、渋…

小国中ワークショップ2  8月6日

今日は2回目のワークショップでした。10名が集まりました。 結論から言うと、消化不良のもやもやが残りました。画材の改善は吉と出たように思うし、進行は滞りなくなめらかにできたはずだし、全員並んでのワークショップも盛り上がらなかったわけではない…

休館日

今日は休館日で初めてのお休みでした。 最近、山下さんが日記にコメントをつけてくれるようになったのですが、前回のワークショップにつけてくれたコメントがあまりにも感動的で、なんと他機関にも若木くるみを売り込んでくれているんです! ここの数少ない…

かかし  8月4日

今日は庭のかかしを写生しました。 また写生?つまんねー と思いましたか?ありがとうございます!最後まで読んでくださいね! 一昨日のことです。善三美術館を訪れたうら若いカップルが、やけに熱心に制作道場コーナーを見てくれているなあと思ったら、なん…

ワークショップ(タイトル募集中) 8月3日

今日は、小国中の生徒さん7名とのワークショップでした。小国中では夏休みの美術の宿題として、善三美術館の鑑賞体験教室が毎年行われています。室内でやると美術館的にうるさいかもということで、屋外で実施しました。久しぶりに日焼け止めを塗ったのです…

朝採れ野菜のお弁当  8月2日

小国に来てから、毎日スタッフの方にいただいた自家栽培の野菜を食べています。採れたての野菜は、えも言われぬおいしさです。見てくれもまちまちでおかしいです。 最近の善三美術館のお昼のブームは、ピーマンの種ごと丸かじりです。何分チンするのが最適な…

名画  8月1日

いつもは小国町のゆるやかな時間の流れに従って、開館時間の9時をまわってもちんたら展示作業を続けているのですが、今日は朝から役場の監査とやらが入るせいでさすがの善三美術館もピリピリしていて、始業前の段取りがスーパーハードでした。今日の道場は…